ヌタハラ谷
2004.6.26
参加者 海外遡行同人のツワモノメンバー
海外遡行同人の集会の事前山行。有志でいくつかのパーティーがあった。東京の木下さんと連絡を取っていた関係で、一番濃いパーティーに入ってしまったようだ。青島さん・成瀬さんの最強ペア。岐阜の怪人、松原さん。大阪わらじのつわもの、清水さん。8000mサミッターで剣大滝の取材班としてカメラを回した米山さん。屋久島に魅せられて移り住んだ小原さん。称名滝の新ルート初登を果たした木下さん。新進気鋭、ボリビア遠征を来年に控えた早大三回生の馬上君。沢登りを志す者にとって、いくら本気モードではないとはいえ、これ以上のメンバーが同時に揃うことは不可能という布陣。独り、蓮ダムサイトに4時前につき、白み始めた中、ビールを2本空けた。東京から来る木下さん・馬上君らを寝ながら待つ。夜通し車を走らせた彼が到着したのは6時半。酒のやや残る私の車に乗り込み、ヌタハラ谷手前の廃校跡に向かう。いつも通り成瀬さんたちが酔いつぶれているはず。所在を確認しきれず、ヌタハラ谷から伸びた林道に少し入り、往路を戻る。去年の集会でも見た車が広場にあった。廃校は砂利置き場と化しており、分からないはずであった。車の中では成瀬さんが撃沈。飯場のような真っ暗な小屋を覗くと、そこには多くのと空となった酒と共に男5人の屍。7時前に起こしたにも関わらずコーヒーをすすり初めるまでに1時間はかかった。うだうだして、結局入渓準備を始めたのが9時過ぎ。今夜の集会用に用意した2日分の酒を飲み干したらしい・・・。
ツワモノどもが夢の跡
さて、少し林道を歩き、出合から入渓。一騎当千の猛者たちは、酒だけでなく遡行でも遺憾なく?発揮された。遡行を始めると勝手にルートにとりつき、我が道を行く。沢自体はどうしょうもない滝は別としてほとんどが直登できるものばかり。ゴルジュの中に5〜6mの滝をかけていることが多く、釜に浸かりながら楽しく直登。
滝左のリッジを目指して青島さんが行く
ヤモリを口に・・・
ヨーやる

二日酔いを治せるかイワタバコ?
ある釜で、水面上がハングしており、ゴルジュ13こと、きのぽんが「いかせろ〜」と先行する。ガバを探り当てるもあえなくドポン。次は私の番。ザックを担いだまま私もドポン。今度はきのぽんがザックを置いて先にトライするもドポン。今度はザックを置いた私が右の岩を何とか使って乗り越える。「お〜」という声に比例して内心「ウヒヒ」。今度はお助けできのぽんが越えてきた。新進気鋭のボルトを抜く手術前の馬上君は、何とザックを担いだまま越えてきた。さすがである。もっとすごいのはやはり成瀬さん。右のガバさえ使わず軽々登ってきた。さすがサーティーンクライマー。
ドポン直前?
ガンバレ若手!
ミスター13
小原さんはこの滝裏をくぐって左上
その後、滝裏の水流をくぐって小原さんが突破したり、感心させられることしきりだった。

夫婦滝の55mのどうしょうもない滝で行き詰まる。このメンバーが遡行図など見るはずもない。皆が適当に巻き始めた末に、成瀬さんが、「左やん」と言葉を残して登り始める。みんなもこちらに来た。滝の落ち込み近くまでは難なく巻けたのだが、あと15mぐらいが手が出ない。左にトラバースしても長くなりそうで、結局滝からあまり離れないように小さく巻き始める。成瀬さんがトップでザイルを伸ばしていく。灌木帯を縫いつつ、一度は左にトラバースしたため、50mザイルが一杯に伸びきり、落ち口手前からはフリーで登るしかなかった。多い人数が早く行動できるために途中で8字で支点を取ったりと勉強にもなったが、なかなか渋い巻きだった。でもそれ以上に驚いたのは、成瀬さんが落ち口に着くまでにトラバース高巻きを選んだ後発の青島さんが先に着いたことだ。う〜ん・・・。滝上で昼食。作ったラーメンをみんなに分け合ったりで、遡行同人のやり方を知る。まさに同じ釜の飯である。これはなかなか惹かれる思想。
昼のひととき

何かとれるか?!

2時間近くウダウダしてもうじき13時半だ。下山を考えると先の不動滝は止めた方がと意見も一瞬出るが、軽く一蹴。不動滝まではエアリアを見ると今までの行程ぐらいはあるが継続である。そうなれば動きが早い。いきなり出発で、息つく間もなくポンポンポンと進む。米山さんは丸めの体型に似合わず、軽やかなステップで進んでいく。私が何かに気を取られて足の置き場を逡巡しいている隙に、三歩開けられるという様だ。こちらも若いからということで意地になり、一生懸命追いかける。はるか先を行っていた青島さんに追いついた頃には、いつのまに不動滝まで来ていた。夫婦滝から不動滝まで30分ぐらいで着いた計算になる。凡人俗人が次々と下段に上がって滝にうたれる。40mはあろうかという滝の飛沫を受けるのである。さぞ煩悩も落ちたことだろうっかって?そんな滝で落ちるヤワな人たちではなかろう。最後に、"まっちゃん"こと松原さんが、上がった下段の端で上半身を脱いで、水流に近づいてきた。何と水流際でこちらに背を向けたかと思うとおもむろに下の合羽も脱ぎ、素っ裸で滝にうたれ始めた。その姿といったら・・・。文字通り全員大爆笑。ホントに久々に笑いこけてしまった。
大爆笑
後は杣道を拾い当てて、車に戻った。その後は海外遡行同人の宴会。そこで高橋さん、浅野さん、中井さんに合流。そして高桑さんに引き合わせていただき、感激の至りであった。もちろん宴は時間と共に野獣が増えていき、徐々に30畳ぐらいの大広間に屍が並び始めた。その中で、来年3月茂木さんとの台湾行きが決まってしまった・・・。これはやるしかないのだ。目標に向かって文字通り気合いを入れてかからねば。
海外遡行同人集会・・・
成瀬さんの中国報告
成瀬さんと高桑さん
海外遡行の同人の集会はすばらしいですよ。刺激を受けること間違いなしです。
メール トップ 遡行した沢
| SEO | ギフト 花 | 掲示板 レンタルサーバー ブログ SEO | |