渓の衛兵〜あんまりうれしくない生き物たち〜

 8月下旬に北陸の沢でボコボコにされたことがあります。昼はアブの猛攻を受け、夜は蚊のゲリラ攻撃を受けました。全部で30カ所はやられたと思います。しかし、アブも蚊も痒みは一日すれば落ち着きます。ところが、だめなのが宿敵ブヨ。あの小ささで、なんであんな毒を持ってるのか。血ならやるから毒を残すな!と叫びたくなります。とにかく体質的なものでしょうか、やられるとパンパンに腫れ、絶えがたいかゆみに苛まれます。
 一日のサイクルで見ると日の出、日没頃がブヨ。日中はアブ。高巻き中はヒル。夜は蚊となってます。(それがわかっていて沢に何故入る??)
 すがすがしい朝陽が差し始めるとアブの偵察兵が旋回飛行していきます。ブンブンいいだす前にキジ撃ちはすませておきましょう。身のためです。とくに陰部がお好きらしい。ブヨの攻撃をしりぞけ、アブのじゅうたん爆撃をやり過ごしたあなた、次はそう、ヒルが待ってます。高巻き中の薄暗いルンゼなどは危険地帯。音もなく忍び寄る暗殺者って感じです。行動終了後、スパッツを取るとでっぷりとした自分とまったく同じ血液型のヒルが出現。安らかなひとときが一変し、みながスパッツを裏返し隅々まで点検にいそしみ、ヒルにやられてない自慢をしはじめる。一人だけやられるてると、負けた気がするのは私だけでしょうか。ヒルにやられるとひどく腫れる人もいるようです。数時間血が止まらないというのも不快。ヒルの種類なんでしょうか、痒みが残る場合もあります。
 他に衛兵として熊・マムシ・スズメバチが加わります。熊(ヒグマじゃないですよ)は向こうから逃げてくれらしく、会ったことありませんし、熊の糞が至るところにある中、夜まで宴会したこともあります。でも子連れはイケナイらしい。次にマムシ。私は、蛇を見ただけで声をあげてしまいます。何の前触れもなくいきなり出てくるあいつ。とにかくびっくり。最近は少し慣れたかな。マムシについては攻撃を仕掛けない限り大丈夫な気が。マムシのテリトリーに踏み込んだときが大問題とのこと。一度マムシ酒を作ってみたいんですがネ。一番恐いのはスズメバチかも。ただこれも実害体験はなく、よほどのことでは刺さないようです。よほどというのは、彼らの巣の近くに踏み込んだらまずいようです。守ろうとする特攻隊働き蜂がカチカチと顎を鳴らしたら要注意。攻撃寸前の警戒サインとのこと。とにかく低い姿勢で逃げの一手。ずらかりましょう。致命傷に至りうる毒ものは恐いですね。
 しかし、いったいどうして沢に行くんでしょうかね、不思議です。薬を塗ることの抵抗感や不快さから色々悩んでました。でもついに決め手が登場です。それはミントスプレーです。熊・マムシ・スズメバチにも効果があるかは不明ですが(実体験もないし、試す状況に陥りたくもナイ)。蚊・アブはもちろんのこと、ヒルは吹きかけると吐血し、二度目の散布では悶絶して息絶えてしまします。結構生々しいですヨ。ただヒル対策としては疑問。濡れそぼる遡行には耐えそうにないんで。ミントをかけた防虫ネットをシュラフカバーに着脱できるようにも工夫しました。虫を嫌がっていては沢の遡行はできませんが、快適なことに越したことありません。天然成分で、しかもミントはあの沢臭さもごまかせ、一石二鳥。お薦めの一品です。そういえば最近は猛烈なアブの制空権下の沢には踏み込まないようにしてます。防虫ネットをかぶり、カッパで身を固めなければならないアブの沢。快適な遡行とは縁遠いですから。



焚き火のそばで メール  トップ 掲示板に書き込む 


















SEO ギフト 掲示板 レンタルサーバー ブログ SEO