沢登り用 遭難時行動マニュアル
(このページの作成にあたり「秀峰登高会遭難事故対応マニュアル」を参考にさせていただきました)

パーティーの誰もが好きで事故を起こしたわけでない。どんな原因の事故であっても前向きに全力で行動しよう

(1)パーティーの統制をとる(リーダーの確認) 
@パーティーの安全確保 A遭難発生連絡表に記入

(2)自力救助の可否判断
自力救助に固執してはならない。二重遭難を絶対に避けること。
      
       判断材料

@容態の急変は少なそうか ? ( Yes ・ No )
A天候は大丈夫か?  ( Yes ・ No )
B日没まで十分な時間はあるか? ( Yes ・ No )
C雪渓崩壊の危険はないか? ( Yes ・ No )
D落石の危険はないか? ( Yes ・ No )
Eメンバーは極度に動揺していないか? ( Yes ・ No )
Fメンバーは極度に疲労していないか? ( Yes ・ No )
Gメンバーの技量で救助活動は行えるか? ( Yes ・ No )
H救助に必要な装備はあるか? ( Yes ・ No )
I食料や電池は十分にあるか? ( Yes ・ No )
Jビバーク用具があるか? ( Yes ・ No )
K救助協力してくれるパーティはいるか? ( Yes ・ No )

                Yesが多いほど自力解決しやすい

自主救助 事故発生の第一報を発信。救助要請ではなく、自力救助できない場合、の遅れを防ぐため。救助要請ではなく、あくまで事故発生の第一報であるということを相手に確認。また今後客観的に冷静に判断しやすくなる
会の遭対・警察要請 無線連絡・伝令(遭難発生連絡表)  
無線連絡法 
@メインチャンネル(145.00MHz・433.00MHz)で「非常」を3回呼びかける。応答がない時、他チャンネルを探す。(電波法に反するので最終手段)
A送信時に電池を消耗するため、遭難者側が「イエス・ノー」で答えられる呼びかけを依頼。出力もローパワーに切り換えて電池節約。
B状況を書き取ってもらい、相手局のコールサイン、氏名、電話番号をメモする。
C相手局に受信内容を復唱してもらう。
D 地元警察署、所属山岳会の優先順位で連絡を依頼。以後のために、現在のチャンネルの確保も依頼。(作成中ですが、時間がかかりそうです。でき次第UPします!)

注1 リピータ(自動中継局)を利用すると、救助隊や留守本部と直接交信できる場合もある)リピータの詳細は別紙参照
注2 連絡先は「地元警察署・所属山岳会」(混乱をさけるために現地から家族への直接の連絡は山岳会からする)



現場で他パーティーから救援の要請を受けた場合
基本的に前記と同様の方法で行動するが以下を特に意識して行動する。
○救助要請であることをはっきり確認し、氏名・山岳会名を把握する。
○山岳保険への加入を確認する。加入していない場合は、費用負担が発生することを伝える。
実際の事故現場では、事故者に上記2点を確認できないケースも多いが、その場合には、救助した本人がリスクを背負うことになる場合があるので注意が必要

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