きみどりのシュノーケル

 いつごろからかな。気づいたらザックにシュノーケル付きの立派な水中眼鏡がぶら下がってたなあ。何でだろう。
 泳ぐことについてまず。泳ぐことは文句なく楽しい。なぜかって?理屈じゃないですね。泳げなかった人もザックを浮き袋にできるとわかればはまってしまいます。胎内の記憶なんでしょうかね。さんさんと注ぐ太陽の下ではとにかく楽しいですよ。服着てるし寒くはない。私は釣りが沢に入るきっかけだったので、魚が散るともうそわそわ。水中眼鏡でシュノーケルつけてゆっくりみます。かき氷食べた後みたいに頭がキンキンくることもありますけどね。
 前後に沢を配して北鎌尾根を登ったことがあります。もちろんザックにはシュノーケル付きの立派な水中眼鏡。魚の有無を確認したかったのです。沢を通り北鎌を詰めて槍に出ました。頂上はぼちぼちの喧噪で早々に下り始めました。お盆ですから登路はもっとすごい渋滞。北アルプス初見参という風情の人もたくさんいまして余計渋滞。離合待ちしていると対向で待ってた若いネエチャンのささやき声がふと耳に飛び込んできました。「エッ?!、水中眼鏡???」というささやき。私が目を向けるとそのネエチャンたちは目を背けましたね(^^;。こんな人とは目を合わせてはイケナイというように・・・。
 今となってはトレードマークという人も。ヤブをこごうが、草付きにへばりつこうが、尾根を歩こうが、水中眼鏡がぶらぶらしてます。使うのはほんの数分でも手放せないなあ。まあ、アホなこだわりというか、遊び心というか、つける薬はないですからね。
 きみどりのシュノーケル付きの立派な水中眼鏡をつけた沢ヤが歩いていても目を背けないでくださいナ。寂しくなりますから。少々泳ぐのが好きなだけです。少々いかれたところもあるかもしれませんけどね。


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