焚き火を起こそう

 ようやくテン場についたら、何も言わないでもメンバーは各自で作業をします。薪を集めに行く者、タープを張る者、料理に取りかかる者。色々です。さあ、それぞれが一息ついたら薪をさらに集めましょう。薪はありすぎて困るということはありません。できれば沢靴は履いたままがいいですね。作業がはかどります。シュリンゲとノコを片手にテン場を離れます。ルンゼや流れの屈曲点がねらい目です。流木がたまりやすいですね。何度も往復するのは面倒ですから、シュリンゲで束ねましょう。長いものはノコで切って整えてやります。力任せでするより結局は早いです。急がば回れです。
 こんなに薪は要らないだろうと思えるぐらい集めたら沢靴を脱ぎ、点火の準備にかかりましょう。片手にお酒も欲しいです。ここからはゆっくりゆっくりです。まず細い焚きつけを二盛りぐらい。それとやや太めの焚き付けをいつでもくべられるように手元に集めておきます。さあ、太めの薪を川の流れに平行にして並べましょう。このとき空気が通るように木の隙間を少し空けてやることです。ホントに少しでいい。加減は現場で覚えてください。そして、点火したメタを置き、細い焚き付けからどんどん重ねていきます。私が思いますに、新聞をくべること、あおぐことはタブーではないかと。新聞は灰になると空気の流れを遮断しますし、あおぐと空気は送り込まれますが熱がこもらずうまく燃え広がらないようです。最初はメタを信じてとにかく熱をこもらせましょう。焚き付けで覆って押さえつけてやれば、煙が出てきます。そうなればしめたものです。火柱が上がるのは時間の問題でしょう。 後は徐々に太いものをくべていきます。このあたりから絶妙な扇ぎで空気を送り込めばばっちりです。後はお好み次第。豊富な薪と酒。そして焚き火のまわりにごろ寝できるスペースがあれば最高です。マットを敷きシュラフカバーにくるまって、忘れられない一夜がまた増えていくことでしょう。


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